LINEは友人や知人と連絡を取るのに非常に便利です。
でも、スマホを新しいものに変える時の引継ぎは、少々面倒なのが玉にキズ。
そこで今回は、LINEの引継ぎの操作の中でも、特に、「トーク履歴」の引継ぎについてご説明します。
まず、基本的なLINEの引継ぎについては、ここでは余り触れませんが、引継ぎ前に、古いスマホの方で、必要な操作・準備を済ませておくことが必要になります。
具体的には、メールアドレス・パスワードを登録することで、多くのデータが引き継げるようになります。
友だちリスト・持っているスタンプ等は、これで引き継ぐことが出来ます。
しかし、トーク履歴については、通常の引継ぎの操作では、引き継げません。
個別に操作が必要です。
まず、アンドロイド版の場合は、「バックアップファイル」というものを作成します。
これは、トーク履歴のセーブデータのようなもので、これを保存しておいて、新しいスマホでこれを呼び出して引継ぎをします。
また、アンドロイド版の場合は、まとめてバックアップが出来ません。
1つ1つバックアップします。
まず、保存したいトークを表示させて、右側の「V」のような所をタッチ(クリック)して、「トーク設定」をタッチします。
すると設定画面が開くので、「トーク履歴をバックアップ」をタッチします。
そうすると、「テキストでバックアップ」「全てバックアップ」という選択肢が出ます。
「テキストでバックアップ」を選ぶと、パソコンやワープロソフトなどでも見られる、文字だけのデータが保存されます。
LINEで万が一、バックアップファイルが読み込めなくても、パソコンなどで、話したことを読める可能性が高いです。
でも、スタンプ・絵文字などの情報は保存されません。
文字の会話だけが保存されます。
「すべてバックアップ」を選ぶと、スタンプ・絵文字なども含めて保存されますが、万が一、新しいスマホで読み込めなかった場合は、他の手段で読むことが困難になります。
バックアップの回数制限はありませんので、両方作っておくのが無難でしょう。
まず、「全てをバックアップ」を選ぶと、バックアップ用のファイルが作られます。
「メールで送信しますか?」というメッセージが出ます。
「はい」を選ぶと、メールに、「添付ファイル」として送られ、「いいえ」を選ぶと、スマホの内部に保存されます。
パソコンでメール・添付ファイルなどが使えない場合は、「いいえ」を選びましょう。
本体に保存する場合は、「LINE_Backup」というフォルダの中に「●●●(英数字).zip」という名前で保存されます。
(メールで送る場合、このファイルがメールに添付されて送られてきます。
)これで、保存は完了です。
保存されたファイルは、スマホのSDカードや、パソコンとつないでパソコンの中にコピーするなどして、古いスマホの外にコピーしておきます。
次に、新しいスマホでこれを呼び出す方法ですが、新しいスマホの「LINE_Backup」というフォルダの中に、古いスマホで保存したバックアップファイルをコピーします。
そして、トーク画面の「V」のところをタッチして、トーク設定をタッチすると出る画面で「トーク履歴をインポート」(インポートは、取り入れる、輸入するというような意味です)をクリックすると、トーク履歴が読み込まれ、引き継がれます。
次に、iPhoneの場合です。
この場合も、トーク画面の「V」の所をタッチして、「設定」をタッチします。
そして出てきた画面で、「トーク履歴を送信」をタッチすると、「メールで送信」「その他アプリ」という選択肢が出ます。
メールで送る場合は「メールで送信」、「その他アプリ」を選ぶと、Dropbox, Evernoteなどで保存されます。
ただし、これらの方法で保存する場合は、テキスト形式(スタンプなどが表示されない)になってしまうようです。
また、iCloudを使って、iTunesから、前のiPhoneのデータをまるごとバックアップすれば、トーク履歴も保存されるようですが、5GBの容量制限があり、動画・写真などをを別途バックアップしなければ行けない場合もあるようです。
このように、トーク履歴の引継ぎはなかなか複雑なのですが、確認しながら少しずつ進めていって下さい。
また、一番手っ取り早いのは、画面の写真(スクリーンショット)を取ることです。
画像データとしての保存になりますが、特にファイルをいじらなくても、他の写真と同じように保存できます。
自分の知識・環境に合わせてやってみましょう。
また、急いで機種変更をすると、古いスマホが全く操作できなくなってしまう場合(SIMカードが変わってしまい、入れ替えられない場合等)がありますので、古いスマホでの操作を十分に行ってから、新しい機種を手に入れるようにして下さい。