LINEのモバイルデータ通信とはなんのこと?


LINEを使っている多くの方は、スマホを利用していると思います。

スマホに関連して、「モバイルデータ通信」という言葉がよく使われるようになってきました。

ここでは、モバイルデータ通信とは何か、LINEとはどういう関係があるのか、という点についてご説明します。

まず、モバイルデータ通信、とは、スマホなどの携帯通信機器(携帯電話を英語で「モバイル」と言ったりします)が行う、データの通信のことです。

データとは、文章、写真、動画など、スマホやパソコンで扱える情報のことで、LINEでメッセージや写真・スタンプを送りあうのは、「データ」をやり取りするので「データ通信」です。

インターネットを見るのも、YouTubeなどの動画を見るのも、すべて、基本的には「モバイルデータ通信」ですし、電波が「圏外」になった時に出来ないことは、ほぼ、「モバイルデータ通信」のおかげで、できていることです。

「1ヶ月に○○ギガバイトまで使える」というような定額の通信料を、携帯電話会社と契約している方も多いと思います。

あの通信料金は、モバイルデータ通信の料金なのです。

データの量が契約した量を超えると、モバイルデータ通信が制限されるようになっているため、LINEなど、スマホを使うのが不便になってしまうのです。

一方、「モバイルデータ通信」の通信データの量を節約するためには、「Wi-Fi(ワイファイ)」「無線LAN(むせんらん)」が良い、と言われます。

「Wi-Fi」と「無線LAN」はほぼ同じ意味で、これも、スマホなどが通信する方法の1つです。

線をつながずに通信できる点では「モバイルデータ通信」と「Wi-Fi」は同じなのですが、大きく違うところがあるので、区別されています。

「モバイルデータ通信」と言った時には、普通は、docomo等の携帯電話の会社の用意した回線を使います。

これは、定額制でも、ほとんどの場合、1ヶ月に○○ギガバイト、という制限が付いています。

一方「Wi-Fi」というのは、スマホ自体には線はつながないのですが、基本的には有線の光ファイバー等、電話線を使っています。

ちょうど、家庭用のコードレス電話のようなもので、ご家庭やお店までは電話線が電柱などを通じてつながっているのですが、家やお店の中でだけ、無線で、スマホが電話回線につながっています。

この、家庭内やお店の中などの、狭い範囲だけ無線でつながるものを、「Wi-Fi」と呼んでいます。

家庭用電話のコードレス電話を「携帯電話」と呼ばないように、「Wi-Fi」と「モバイルデータ通信」が区別されているのです。

家庭用の有線(光ファイバーなど)のインターネット回線は、ほとんどの場合、定額でつなぎ放題です。

また、お店などでは、無料でWi-Fi接続を提供していることも多いです。

ですから、docomoなどの回線を使う代わりに、これらのWi-Fiにつないでデータ通信をすることで、「モバイルデータ通信」の通信量を節約できるのです。

iPhone等のスマホでは「モバイルデータ通信をオフにする」という設定ができます。

これは、電波の圏外になるのと同じなので、データ通信が基本的にはできなくなりますが、Wi-Fiはこれと関係なく、接続することが出来ます。

そこで、「モバイルデータ通信オフ」でWi-Fiにつなぐことで、docomoなどの通信データ量制限を気にすることなく、LINEやインターネットを楽しむことが出来るのです。

ただし、Wi-Fiは家やお店の中など、限られた狭い範囲でしかつながらない弱点があります。

「モバイルデータ通信」と「Wi-Fi」をうまく使い分けて、LINEを快適に楽しんで下さい。

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