LINEの無料通話は何時間話しても無料で便利ですが、海外でも使えるのでしょうか。
今回は、LINEの無料通話を海外で利用したい場合のポイントについてご説明します。
まず、海外で、LINE無料通話を使う事そのものができるのか、という問題ですが、調べて見た限りでは、どうやら可能なようです。
もちろんですが、国内の場合と同じように、LINEのアプリを使っている人同士で行う必要があります。
ただ、いくつか注意点があります。
まず、「LINE無料通話」と「LINE OUT」を区別することです。
通常、LINEを使っている人同士で、トーク画面などから「無料通話」のボタンを押して話すぶんには、「LINE無料通話」ですので、通話料金は無料です。
しかし、もう1つ、「LINE OUT」という機能もあります。
これは、LINEの無料通話の機能を広げて、LINE以外の電話にもかけられるようにする機能です。
これは、通常の電話よりも割安なのをセールスポイントにしていて、使っている方もいらっしゃると思います。
ただ、これは有料サービスですし、海外から日本の電話にかける場合は、割安とはいえ国際電話料金になる恐れがあります。
ただ、これは設定画面などから、利用開始を自分から設定しなければ使わないようになっていると思いますので、LINE OUTを全く知らなかったという方は、心配要らないでしょう。
もう1つの注意点は、「通話料は無料でも、回線の料金(パケット通信料)は無料とは限らない」という点です。
国内で普通に使っている場合でも、「月7ギガバイト制限」など、通信の量によって回線の制限を受けてしまう場合があります。
海外でも、同じように、通信量の制限がかかっている場合があります。
LINEの通話はあまり通信の量が多くないですが、長時間に渡ったり、ビデオ通話をしたりすると、すぐに数ギガバイトに届いてしまう可能性もありますので、注意が必要です。
また、海外で使っている場合、携帯電話の通信料金の設定が、国内と大幅に違っている場合があります。
国際電話や国際郵便が高いのと同様に、「海外で使える」と言っている携帯電話会社でも、料金は割高な可能性があります。
また、国内では、現在、多くの通信会社が、データ量の上限を決めて、それ以上は料金も追加でかからないけれど、回線が遅くなる、という方式を取っていますが、これは、海外でも当てはまるとは限りません。
お使いのサービスや行き先の国によって様々だと思われますが、「青天井」の料金プランの可能性があります。
つまり、通信制限がかからない代わりに、使った分だけどんどん料金が上がっていく方式です。
かつては、日本の携帯電話会社もこの方式を採用していて、うっかり通信しすぎて月に数万円といったような通信料金がかかってしまうケースもありました。
渡航先での料金プランをしっかり把握して、後で困らないようにしましょう。
通信データの量を節約するには、取りあえずトークで、文字だけでやり取りするのも有効です。
音声・ビデオの通話と比べると格段にデータ量を減らせます。
また、無料のWi-Fi(無線LAN)が数多く提供されている国も増えてきているようです。
むしろ日本はそのようなサービス提供が少なくて、国際的には遅れている、という話もあります。
もし無料で接続できる場所があれば、そこを上手く使うのも良いでしょう。
どうしても海外では、いつもと勝手が違いますから、色々な事を事前に調べておき、安心して行けるように準備をしておきましょう。